意外に知らない天然素材(繊維)の特徴
1. 天然素材(繊維)とは
2. 天然素材(繊維)はムレにくい
3. 天然素材(繊維)はお肌に優しい
4. 天然素材(繊維)は脳をリラックスさせる
5. 天然素材(繊維)は洗濯で汚れがとれやすい
天然素材(正確には天然繊維)は、自然界に生息する植物や動物などを原料として作られた繊維で、代表的なものに、綿(コットン)、麻(リネン、ラミー)、絹(シルク)、羊毛(ウール)などがあります。一方で、化学繊維は人間が人工的・化学的に石油などを原料に作り出した繊維の総称で、代表的なものに、ポリエステル、アクリル、ナイロンなどがあります。
人は寝ている間、約コップ一杯分の汗をかきます。液体、水蒸気としてのその汗をきちんと吸ってくれる素材でないと、ムレ感を感じ、睡眠を妨げてしまいます。ポリエステルなどの化学繊維は吸湿性が低くく、非常にムレやすいですが、天然繊維の綿や麻、絹などのは吸水性、吸湿性に優れているため、ムレにくく、パジャマの素材としては最適です。
↑各種繊維の等温収着曲線(25℃)
(数段階の湿度のもとに平衡水分量と水分活性の関係をプロットした曲線)
水の存在状態を把握することで吸湿性の良さの目安の参考にしています。
冬場など空気が乾燥すると起こりやすい静電気。パチっと感じる分、肌にも当然よくありません。人が感じる静電気は2000V以上。天然繊維の中でも綿、麻などは帯電数値1000V以下なので静電気をあまり感じず、肌にやさしい繊維です。化学繊維のポリエステルは3500Vなので、静電気を起こしやすく、肌にやさしくはありません。
人間の五感の一つである、触感は脳に大きく影響を与えます。直接肌に触れるパジャマの素材が心地よければ、脳はリラックスし快眠できます。また、人はもともと自然から生まれているため、自然由来の天然繊維は人にとって、異物感がなく、脳へのストレスが少ないといわれています。
睡眠中の汗でパジャマには皮脂汚れがたくさん付着します。洗濯できれいにしないと、汚れ部分から菌が繁殖し、肌トラブルや臭いなどの原因にもなります。綿や麻、絹などの天然繊維は親水性で、洗濯すると、繊維が水を取り込もうとするため、汚れが押し出されて取れやすいです。反対に化学繊維は親油性で、洗濯しても油分とくっつこうとするため、汚れが落ちにくいです。
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