1配送につき 送料600円
11,000円以上送料無料北海道・沖縄・離島へは別途600円
![]() シルク(絹)は蚕(かいこ)の繭から作られるタンパク質の天然繊維です。「繊維の女王」と呼ばれ、高価ではありますが、綿や麻などの他の天然繊維にはない、シルク(絹)ならではの優れた機能をもっています。今回はシルク(絹)とは何ぞや、どんな繊維なのか、どんな種類があるのか、効能、豆知識などをご紹介いたします。 ![]() シルク・絹100%パジャマのラインナップ ▼ そもそもシルク(絹)って何?蚕の繭から作られる天然繊維です![]() カイコガの幼虫、蚕(かいこ)が吐き出す1本の糸で作られた繭(まゆ)を原料とした繊維の総称です。 綿や麻などの植物性の天然繊維と違い、蚕(かいこ)が蛹(さなぎ)になるために桑の葉などを食べ、体内に蓄積されたタンパク質(シルクプロテイン)でできた動物性の天然繊維です。 蚕は丸二日間、休むことなく、糸を吐き続けます。その量は1,000〜1,300mほどになるそうです。しかも糸は基本的に切れることなくつながっているというから驚きですよね。ちなみに養蚕農家さんに聞いた話ですが、蚕が糸を吐いているときに、びっくりさせてしまうと、糸を吐くのを止めてしまうため、静かにしておかなければいけないそうです。蚕(かいこ)は桑の木の葉を食べて、消化管にその栄養素を蓄えていき、繭を作る際に吐く糸はその栄養素が全て含まれています。食べる桑の木によって、吐く糸、できあがる繭の色などが変わってきますし、繭にも銘柄があります。 ・日本種…「あけぼの」「芙蓉(ふよう)・東海」 ちなみに桑の木は1,300種類ほどあるそうなので、繭も1,300種類あってもおかしくないわけですね。また、繭(まゆ)の中の蛹(さなぎ)が羽化して成虫の蚕蛾(かいこが)になってしまうと繭から糸を作れないため、シルク(絹)の糸を作るということは蚕(かいこ)の命をいただいているということです。大切に使わせていただかないといけないですね。 シルク(絹)の糸の作り方繭から生糸をつくる操糸(そうし)工程![]() 富岡製糸場 繰糸所内部 自動繰糸機 繭をお湯で煮て、軟らかくすることで、繭糸を取り出しやすくします。1つの繭から取り出す1本の繭糸は非常に細いため、数本の糸を合わせて、撚りかけ、乾燥などの工程を経て、1条の原糸(げんし)が出来上がります。これらの工程を操糸(そうし)といいます。何デニール(※糸の太さ)の糸にするかという設計に合わせて、何本の糸を抱合せるかを決めます。原糸の状態だと、セリシンという外壁部分が残り、糸が硬いため、精練(せいれん)と呼ばれる弱アルカリ液の薬剤などで処理し、セリシンを取り除くことで、柔らかくなり、光沢のある糸に仕上がります。そうして出来上がった糸を生糸(きいと)といいます。 蚕(かいこ)が吐き出す最初の糸と吐き終わる最後の糸は太さが不均一で、吐いている途中の糸が生糸を作るのに適しているものになります。その部分が生糸に使われる部分で、最初と最後の糸はいわゆる、くず糸となり、絹紡糸(けんぼうし)や紬糸(つむぎいと)の原料に使われます。また、蚕(かいこ)が途切れることなく吐き続けた1,000mほどの1本の繭糸を数本撚り合わせて作った生糸(きいと)が長繊維のフィラメント糸であるのに対し、絹紡糸(けんぼうし)は繭のくず糸を集めて紡績して作った糸であるため、短繊維であるため、その特徴は異なっています。 シルク(絹)の成分人の肌成分に近い18種類のアミノ酸でできたタンパク質![]() シルク(絹)は、グリシン・アラニン・セリン・チロシンなどの人の肌成分に近い、18種類のアミノ酸が数百〜数千個も結合してできたタンパク質繊維です。シルク(絹)を構成する18種類のアミノ酸の比率は3〜6ph(※)で肌と同じ弱酸性。つまりシルク(絹)は人の肌に最も近い天然繊維です。 ※ph(ペーハー):その数値によって、酸性・アルカリ性・中性のいずれかが判断できます
シルク(絹)の成分がもつ特徴と効能フィブロインとセリシン![]() wikipediaより 繭を作る様子 蚕(かいこ)から生まれる繭糸は、中央部のフィブロイン、外側を包むセリシンという2つのタンパク質で構成されています。 ![]() こんな記事も読まれています ▼ ![]() こんな記事も読まれています ▼ おすすめシルクパジャマ
|