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自分に合った睡眠を見つける~ショートスリーパーかロングスリーパーかを知る~

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

自分の脳にとっては、一日に何時間、眠るのが最も望ましいのでしょうか。
これは脳のコンデションを良い状態に保ち、仕事やプライベートまで充実した生活を送るには、ぜひとも知って頂きたいことです。

1.理想的な睡眠時間

睡眠時間も個性


理想的な睡眠時間は存在しないというのが医学研究の結論です。
必要な睡眠時間は、遺伝子のタイプや日中の活動量、年齢、気分の状態、それに性ホルモンの周期などによって異なるからです。
他人にとっては最適な睡眠時間であってもあなたにとって適しているかどうかはわかりません。
世間では、8時間の睡眠が最適だと考えている人が多いようですが、これに何の科学的根拠はありません。
元々は、一日24時間を3で割ったら8時間になったというだけのことで、きりがいい数字だという以上の意味はないのです。
世間に定着した「8時間睡眠」は、実は科学的研究によって導きだされた結論ではないのです。

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2.あの歴史上の人物のこんな睡眠事情


フランス皇帝のナポレオンが一日に3時間しか眠らなかったという有名な逸話をご存知の方もいるかと思います。
実際には、ナポレオンは頻繁に昼寝をしていたことがわかっていますが、夜、短い睡眠しか取れなかったことは史実です。
また、発明王のエジソンや、画家であり科学者でもあるレオナルド・ダ・ビンチも、驚くほど短い時間しか眠っていなかったのも事実です。
一方、天才科学者のアインシュタインは、一日に10時間も眠っていました。
実際彼は、「9時間しか眠らなかった日は、どうも頭が冴えない」と語っていたそうです。

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3.睡眠時間で分かれる性格や精神状態

毎日6時間以下の睡眠で過ごし、それで熟眠感が得られている人は「ショートスリーパー」と呼ばれています。
一方、9時間以上の睡眠が必要な人は「ロングスリーパー」と呼ばれています。
ともに全人口の5%から10%くらいを占めています。
この二つのタイプは、精神的なストレスについての対処の仕方が、典型的に異なります。
「ロングスリーパー」は、失敗や悩みを真正面から受け止める人が多く、その分だけ脳が酷使されるため睡眠時間が長くなると言われています。
これに対し、「ショートスリーパー」は失敗してもくよくよせず、悩みを軽く受け流す傾向があります。
このため脳の疲労感は少なく、短い睡眠時間で済むのではないかと推測されています。

こうした点でも、アインシュタインが「ロングスリーパー」でナポレオンが「ショートスリーパー」だったというのは、それぞれのタイプを典型的に象徴しています。
芸術家であり科学者であったダ・ビンチが短時間しか眠っていなかったのは、一見、矛盾しているようですが、
彼は4時間ごとに15分間の仮眠をとるという不自然な睡眠法を実践していたので、本来はショートスリーパーではなかったのではないかと考えられています。

もちろん人口の大半は、「ロングスリーパー」でも「ショートスリーパー」でもない、中間グループです。
中間グループの中でも、比較的長い眠りが必要な人は、やはり「ロングスリーパー」に近い性格である傾向がみられます。
反対に、比較的短い眠りで充分な人は「ショートスリーパー」に似た性格であることが多いようです。

4.まとめ

性格や生活習慣、趣味趣向、性別と個人の特徴がいろいろとあるように、睡眠にも個性があるのは間違いないと言えます。
「睡眠時間を3時間削ったら、ビジネスがうまくいった」
「睡眠時間を4時間に切り詰めて勉強したら志望校に合格できた」
こうした武勇伝が世間ではたくさんあふれています。
こうした話を聞くと真似をしたくなるのが人情です。しかしこと眠りについては個人差が大きいため、他人の成功経験をそのまま真似するのは妥当ではありません。
あなた自身にぴったり合った睡眠時間を見つけだせるのは自分にしかできないことです。その努力を惜しまないことが快眠につながる一歩かもしれません。

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