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繊維、生地などの素材のこと。睡眠、健康のお話までパジャマ、睡眠百科事典です。

育ち盛りの子供にとって大事な眠り

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

健康は睡眠から。こころ、からだ、脳を生き生きさせる早起き早寝の習慣。
「寝る子は育つ」と古くからことわざで言われているように心身ともに健やかにいるためには質のいい睡眠が大事ということは現代の裏付けされた科学的な話ではなく、人間の進歩の中で体験し大切にされてきたことなのではないでしょうか。

1.子供を伸ばす眠りの力

眠りは生きることの根っこの部分

 人は本来、夜になると眠くなり、朝になると目を覚まします。1日の周期で睡眠と覚醒が繰り返されるように、体温の変化やさまざなホルモンの分泌も、一日の周期でリズムを刻んでいます。これらおよそ一日の周期の生体リズムを概日リズム(サーカディアンリズム)と呼んでいます。概日リズムは、人間だけでなく、植物や単細胞生物にまで見られるもので、地球上の生物にとって非常に大切なリズムです。

2. 子供の眠りと大人の眠りは違う

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の加齢による変化

私たちは一晩の間に、ごく浅い段階のノンレム睡眠から始まり、次第に深いノンレム睡眠になり、また浅いノンレム睡眠を経て、レム睡眠に入るというリズムをワンセットとした睡眠周期を何回か繰り返します。この間隔は、子供ほど短く、生まれたばかりの赤ちゃんは、このワンセットが40~50分間隔です。大人になるとこの間隔がおおよそ90分になり赤ちゃんの方が大人より短い間隔で眠りが浅くなっているのです。年齢に伴って変化する眠りは発達にとってとても重要で、取り戻すことができません。子供の時に形成された習慣はその後の生活習慣に大きく影響します。

3. 子供は眠っている間にシャワーを浴びる

子供の成長にとても関係の深いメラトニンというホルモン。メラトニンは脳の一番奥深い松果体という部分で作られます。メラトニンは夜になると分泌され、体温を下げて眠りを誘う働き(鎮静作用)があります。さらに細胞を酸化から守る働き(抗酸化作用)もあります。体の細胞が酸化するということは老化につながります。つまり抗酸化作用とは老化防止。ガン化防止ということです。
上記の図のように1~5歳のころに一生のうちで一番たくさん分泌されます。この時期の子供はメラトニンをシャワーを浴びるように大量に浴びているのです。
分泌のメカニズムはまだ解明されていないようですが、メラトニンの分泌が減り、第二次性徴が始まります。成長著しい子供にとっては大切なホルモンである。ということは言い切れると思います。
光の関係ととても関係のあるメラトニン。明るいと分泌が抑えられて、暗くなると分泌が多くなります。
昼夜問わず明るい現代では、メラトニンの分泌が起こりにくい環境となっていることは間違いないかと思います。
からだも脳も発達段階にある子供にとって、眠りはとても大事な栄養になるのです。

4. まとめ

子供たちに寝てもらいたくても、寝ないから仕方ない。はあるのかもしれませんが、子供は親の鏡とも言います。
忙しい毎日をお過ごしだとは思いますが、週に一度でも子供たちと一緒にお布団に入り”早寝”の第一歩をお勧めいたします。もしかしたら今まで気づかなかった潜在能力が目覚めるかもしれません♪
つくるパジャマではジュニアサイズはございませんがXSサイズがジュニアの150cmサイズと同等サイズで着ていただけます。健やかな眠りのお手伝い”パジャマ”をお子様にも。

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