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冬の生地ランキング|保温率、軽さ、厚みなど徹底比較

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

冬用の当店の暖かい生地の種類が多くなってまいりました。「何が違うの?」「一番分厚い生地はどれ?」などたくさんのお問い合わせを頂きますので、まとめさせていただきました!

1. 暖かさランキング(保温率)

1位:コットンウール6重ガーゼ(保温率57%)
2位:コットンフリース(保温率49%)
3位:キルトニット(保温率43%)
4位:裏起毛スウェット(保温率34%)
5位:3重ガーゼ(保温率29%)
6位:スムースニット(保温率22%)
(ユニチカガーメンテック社に依頼した試験データに基づいています)
保温率は、人と衣服の間が暖まるスピードや暖かさの度合いです。
保温率は値が高いほど暖まりやすく、値が低いほど暖まりにくいということになります。
目安としては、あったか肌着で16%程度、フリース素材で50%程度です。
とにかく寒がりな方には大切な基準になりますよね。

2. ひやっとしないランキング(接触冷温感)

1位:コットンフリース(Q-Max値 0.058W/c㎡)
2位:裏起毛スウェット(Q-Max値 0.110W/c㎡)
3位:キルトニット(Q-Max値 0.125W/c㎡)
4位:コットンウール6重ガーゼ(Q-Max値 0.143W/c㎡)
5位:3重ガーゼ(Q-Max値 0.194W/c㎡)
6位:スムースニット(Q-Max値 0.212W/c㎡)
接触冷感の数値であるq-maxが0.2W/c㎡未満で暖かさを感じる目安と言われ、冬用のマイクロファイバーで0.1程度W/c㎡。
(ユニチカガーメンテック社に依頼した試験データに基づいています)
寒い冬場、パジャマに着替えた直後にひやっとしないのは嬉しいですよね。

3. 蒸れないランキング(吸放湿性)

1位:スムースニット(7.1%)
2位:コットンウール6重ガーゼ(5.1%)
3位:3重ガーゼ(4.8%)
4位:裏起毛スウェット(3.8%)
5位:コットンフリース(3.5%)
6位:キルトニット(0.8%)
(ユニチカガーメンテック社に依頼した試験データに基づいています)
1%程度あれば蒸れ感はあまり感じないと言われます。逆に蒸れを感じやすいポリエステルですと0.5%未満になります。

4.軽さランキング

1位:3重ガーゼ(537g)
2位:スムースニット(542g)
3位:裏起毛スウェット(687g)
4位:コットンウール6重ガーゼ(765g)
5位:コットンフリース(908g)
6位:キルトニット(997g)
※こちらはメンズMサイズのかぶりデザインの重量になります。
重量はデザイン、サイズによって異なるので、あくまで比較のご参考にしてください。
 

5. 生地の厚みランキング(リラックス感、寝返り)

1位:コットンウール6重ガーゼ(1.61mm)
2位:コットンフリース(1.45mm)
3位:キルトニット(1.41mm)
4位:裏起毛スウェット(0.95mm)
5位: 3重ガーゼ(0.72mm)
6位:スムースニット(0.67mm)
厚手だと保温率が高まる傾向がありますが、着膨れ感も出てきます。
※つくるパジャマ調べです。多少計測誤差の可能性があります。

6. 伸縮性ランキング

1位:キルトニット
2位:スムースニット
3位:裏起毛スウェット
4位:コットンウール6重ガーゼ
5位:コットンフリース
6位:3重ガーゼ
伸縮性が高いほど、着やすく、寝返りもしやすくリラックス感が高い傾向があります。
ニットは伸縮性が高いですが、ガーゼなどの織物は伸縮性が低いです。
※つくるパジャマ調べです。多少計測誤差の可能性があります。

いかがでしたでしょうか?
皆様それぞれ、重要視するポイントをお持ちかと思いますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

↓気になる素材がございましたら、ぜひチェックしてみてください!

コットンウール6重ガーゼ

コットンフリース

キルトニット

裏起毛スウェット

3重ガーゼ

スムースニット

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