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急な入院でパジャマを用意しなくちゃいけない!でもどんなパジャマを買えばいいの?デザインは?素材は?
特に昨今のコロナ禍で病院側でも規制が増え、色々と迷われている方も多いかと思います。
また、大切な方が入院したときにお見舞いの品として着心地の良いパジャマを贈ると、入院中もできるだけリラックスして眠ってもらうことができますし、退院した後も使ってもらうことができるため、大変喜ばれます。
今回はそんな方に入院用のパジャマ選びのポイントとおすすめのパジャマをご紹介します。
目次
入院用のパジャマはレンタルか購入どちらが良いの?
メリットとデメリットを知って選びましょう
入院先の病院でレンタルサービスがない場合は購入しか選択肢がありませんが、レンタルできる場合は洗濯の手間がなく、長期入院でなければコスパが良いということが最大のメリットですが、好みのパジャマが必ずしもあるとは限りません。
レンタルを検討される場合は購入する場合とのメリット、デメリットを比較してご自身の条件に合う方を選ぶことをおすすめします。
入院用パジャマは購入とレンタルどっちがいいの?メリット・デメリット
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入院用パジャマは購入とレンタルどっちがいいの?メリット・デメリット
入院用のパジャマは何枚用意すれば良いの?
1週間分、2~3枚程度くらいあると安心です
病院にコインランドリーがある場合は洗い替えが1枚あれば問題ありませんが、コインランドリーがなく、ご家族に洗濯をお願いする場合は2~3枚程度、約一週間分あれば安心です。
特に昨今のコロナ禍ではコロナウイルス感染対策として荷物の受渡しの曜日や時間帯などが規制されている病院も多いので、1週間分くらいだと入院される方もご家族の方も負担が少なくすみます。
前開きのパジャマを選びましょう
管を通しやすく、介抱してもらいやすい
手術を伴う入院の場合は、管(ドレーンチューブ)を付けることが多いので、前開き(まえあき)パジャマがおすすめです。
それ以外にも診察の際、聴診器を当てたりするとき、また自分でパジャマを着脱できず、他人に介護、介抱してもらう場合にも前開きが便利です。
病院からの持ち物リストには前開きパジャマと記載されている場合も少なくありません。
術後、できるだけ体をしめつけるものは避け、ゆったり過ごせるよう、特にウェスト部分のゆとりあるデザインとサイズ感のものを選びたいですね。
つくるパジャマでは、ズボンウエストの調整も可能です。
>詳しくはこちらから
ボタンが不要な方は作務衣タイプを
ダブルガーゼ作務衣はこちら
上下で分かれているパジャマを選びましょう
管を通しやすく、処置に便利です
こちらも前述同様、ずばり!管を付けるときに便利だからです。
ワンピースタイプの場合、管の処置などにも不便で、着脱を手伝ってもらうときもやはり上下で分かれているものが便利です。
また、長い入院生活になったとき、上下で分かれていると洗濯も上だけ、下だけと柔軟に対応できます。
つくるパジャマではパジャマの上着だけ、ズボンだけの販売も可能です。
レディースパジャマ上着のみはこちら▶
婦人科、産婦人科の入院などの場合は、ワンピースタイプのパジャマやマタニティパジャマを指定される場合もあります
レディースワンピース(マタニティパジャマ)はこちら
メンズワンピース(スリーパー)はこちら
替えのパジャマがあると安心
入院日数にもよりますが、替えのパジャマは3~4枚ほどあると安心です。
上着、ズボンを単品で買えるのは大変便利ですよね。
袖口はめくりやすい伸縮性のあるパジャマがおすすめ
腕をまくりやすく、伸縮性のあるもの
入院中は注射、点滴、血圧測定など、腕をまくることが多いため、袖口はめくりやすいパジャマを選びましょう。
袖口がしぼられているものだとめくりにくいのでNGです。
(著者が入院した病院からは手首にゴムが入っていないものを持参するよう指示がありました。)
また、Tシャツなどに使われるような伸縮性のあるニットパジャマがおすすめです。
伸縮性のないガーゼパジャマなどはゆとりのあるサイズ感を
伸縮性のあるニット素材のパジャマ以外は全てNGかというとそうでもありません。
伸縮性のないガーゼパジャマやサテンパジャマなども選んでもOKですが、その場合はいつもより気持ちゆとりのあるサイズ感を選びましょう。
MかLかで悩む場合はLを選びましょう。サイズ表ではバストやヒップ、袖口巾など必ずチェックしましょう。
もし1サイズ大き目を選んで、「袖丈や股下が長くなってしまう!」という方はつくるパジャマの袖丈、ズボン丈の調整サービスをご利用ください。
長袖のパジャマを選びましょう
体を冷やさないことが大切
病院内は空調がしっかりしており、適温で保たれているので、長袖、長ズボンのパジャマを選ぶのが基本です。
夏は暑いといっても冷房である程度暑くない室温になっているので、いくら暑がりといっても半袖を着用し、関節などを冷やしてしまうと、体にはよくありません。
綿のパジャマを選びましょう
蒸れないことが大切
病院のベッドシーツなどは蒸れやすいポリエステル素材がほとんどなので、肌に触れるパジャマは吸湿性の良い綿などの天然素材を選びましょう。
ほぼ1日中パジャマで過ごす入院生活。体温調節ができなかったり、熱がでたり、汗をかいたり・・・ただでさえストレスがかかるから、通気性がよくムレない綿100%の素材が最適です。
また入院中に洗濯することも考えると、シルクなどの扱いが難しいものよりも、じゃぶじゃぶ洗える綿素材がベストです。
パジャマには天然素材が良い4つの理由
自分に合った保温性のパジャマを選びましょう
基本的には薄手のパジャマを
【天竺ニットパジャマ】
病院の寝室は適温で保たれているため、あまり暖かいパジャマを選ぶと寝苦しくなる場合があります。
適度に保温性のある薄手の長袖のものを選び、カーディガンやパーカーなどで温度調整をすることをおすすめします。
- 伸縮性がある→点滴・採血のときにめくりやすい
- 前開き、上下分かれている→ドレーン(管)をとおしやすい
- 綿100%→蒸れずに快適に眠れる、じゃぶじゃぶお洗濯可能
- 天竺ニット→薄手で、適度な保温性。寒い場合は羽織もので温度調整できる
寒がりな方は厚手のものがおすすめ
【スムースニットパジャマ】
ご高齢の方などで、院内がいくら適温に保たれていても寒いという方がいらっしゃいます。
そんな方にはスムースニットがおすすめです。
- 伸縮性がある→点滴・採血のときにめくりやすい
- 前開き、上下分かれている→ドレーン(管)をとおしやすい
- 綿100%→蒸れずに快適に眠れる、じゃぶじゃぶお洗濯可能
- スムースニット→ほどよく厚手で、冬用のあたたか素材として使われる
パジャマ感がですぎず、機能的なデザインを
上下で色を変えるだけでおしゃれ感UP
入院中でも最低限、服装には気を付けたいもの。一般の方と同じフロアに診察室がある場合は特に気になりますよね。
つくるパジャマでは、上下の色を変えるサービスもございます。
上下で色を変えるだけで、パジャマ感が一気になくなります。ぜひご利用ください!
何でも入る大きいポケットのパジャマもあります
点滴などをしながらの移動は手元があいているほうが安心です。貴重品ロッカーの鍵やスマホ、小銭など、ポケットがあると便利です。つくるパジャマでは大きな心電計が入るサイズのポケットがついた入院サポートパジャマをご用意しております。
ズボンにポケットを付けることもできます
当店のパジャマは基本的に上着にポケットが付いており、ズボンにはポケットを付いておりませんが、
ズボンにポケットを付けたいというご要望にもお応えいたします。
- 右後ろにパッチポケットを付ける
- 両脇にスラッシュポケットを付ける
どちらでも対応いたします
詳しくはこちらからご確認ください→つくるパジャマのこんなことできます
オーダーメイド実績
「長財布を入れたい」というお客様のご要望にお応えしたオーダーメイド実績もございます
これで気軽に売店にもいけて、入院生活も少し安心ですよね。
その他に気を付けるべき点
消毒液がパジャマに付着すると色落ちする場合があるので要注意!
病院内にも様々な消毒液が設置されているかと思いますが、次亜塩素酸ナトリウム溶液が含まれている消毒液がパジャマに付着すると色落ちする場合があります。実は次亜塩素酸ナトリウムはキッチンハイターに代表される塩素系漂白剤に使われる成分です。
濃い色は特に色落ちが目立ちやすいので、要注意です。
大切な人への贈り物として
入院が決まるとご本人は手続きや検査で忙しくなりますし、ご家族も入院の準備や心配事が増えて、ゆっくりパジャマを選んでいる時間なんてない時もあります。
入院中は慣れない病院に用意されている慣れないベッドで毎日過ごすためリラックスもなかなかできないでしょう。
そんな時に着心地のよいパジャマを贈りものとして渡すと、ご本人様はもちろんご家族の方にも喜ばれます。パジャマは退院後も使えますし、洗濯のことなどを考えると一枚でも多い方がいいですしね。
入院という非日常なことが起きることで不安やストレスを抱えた方へ着心地の良いパジャマを贈るという気遣いはきっと喜ばれると思います。
オーダーメイド実績
他にも気管切開の手術をされるお客様用のオーダーメイド実績もございます。
病状などによって、オーダーメイドが必要な場合はお気軽にご相談ください!
つくるパジャマは工場直販!急な入院にも出来る限り間に合わせるように対応させていただきます!
みなさんから頂く、入院用パジャマの選び方について、よくあるご質問をまとめております
Q & A
1.デザインはどんなものを選べばいいの?
着脱しやすい前開きタイプ、管を付けるときに便利な、上下が分かれている長袖長ズボンタイプのデザインを選びましょう
2. 素材はどんなものを選べばいいの?
腕をまくることが多いため袖口がめくりやすい伸縮性のあるニットパジャマがおすすめです。
また、通気性がよくムレない薄手の綿100%の素材が最適です。
3. 何枚くらい用意すればいいの?
入院日数にもよりますが、替えのパジャマは3~4枚ほどあると安心です。
4. サイズはどんなものを選べばいいの?
病状によって、むくむ場合もあります。体をしめつけるものは避け、ゆったり過ごせるよう、特にウェスト部分のゆとりあるデザインとサイズ感のものがおすすめです。
5. 色や柄はどんなものを選べばいいの?
受診するため外来の診察室にパジャマのまま行く場合もあります。派手すぎず、いかにもパジャマという柄やデザインはさけたほうがいいでしょう。入院中は気分が下がるのでせめて好きな色のパジャマを選びましょう。
6. 病院の貸出用パジャマではだめ?
貸出用のレンタルパジャマは、医療費には含まれません、保険適用外で全額負担、入院日数が長期にわたるとかなりの負担に。また乾燥機にかける為、ゴワゴワしたり痛みがでているものもあります。退院後も必要になりますので、できるならお好みのパジャマをご用意されることをおすすめします。
7. お洗濯の頻度は?
入院中は1日中着ているパジャマ、通常よりもストレスがかかるため体温調節ができなかったり、熱がでたり、汗をかいたりして汚れがち。毎日お洗濯してください。
8. 下着は着てもいいの?
症状によっては病院よりパジャマの下はパンツのみで、ブラジャーをはずすように指示がある場合もありますが、指示のない場合は、下にTシャツやタンクトップを重ねるか楽なナイトブラなどで、お見舞い時や売店にいく場合も安心です。
9. ほかにもっていって便利なものは?
カーディガンやパーカーなどで温度調整をすることをおすすめします。とくに外来への受診時、売店にいく場合は人目が気になりますので1枚あれば便利です。
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