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シルクパジャマの洗濯方法

シルクパジャマは肌にやさしく、高級感があると人気ですが、洗濯や取り扱いなどで難しいイメージが・・・。シルクについての紹介から気になるお洗濯の「デリケートなシルクパジャマは洗濯機で洗ってはいけないの?」「ほかのパジャマと一緒に洗濯してはいけないの?」などなどそんな疑問にお答えします!さらにつくるパジャマのシルクパジャマで実際やってはいけない高熱アイロンや他のパジャマと一緒に洗ってみるなど、とことん痛めつけた実験結果をぜひご覧ください!

1.シルクの特色

シルクとは

シルク(絹)は蚕の繭からとられる素材です。優雅な光沢やしなやかな肌ざわりに加え、豊かな吸放湿性、保温性などに基づく着心地のよさがシルクの魅力です。シルクのすごいところ、まだまだあるので詳しく紹介していきますよ!

2.シルクのメリット

シルクといえば「美しい光沢でとにかく上品そう…」というイメージがなんとなく浮かぶ人が多いのではないでしょうか。ですが、光沢やなめらかさは美しさはもちろん身体にもいいことがたくさんあるのです!

肌触りや美しさ

ウエディングドレスにも使われるほどの美しさや滑らかな肌触りはシルクの魅力です。その光沢も、蚕が繊維をつくりだすときにできるタンパクの層状構造や内部の複雑な構造が生みだしています。また、シルク繊維は三角の断面をしていてプリズム効果を生むことにより絹の光沢をいっそう美しいものとしています。

放湿性・吸湿性・保温性

シルクは吸湿性、放湿性、保温性に非常に優れています。なので、夏の暑い季節には暑い外の気温を中に取り込まずに涼しく、冬の寒い時期には体温を外に逃さず温かいという一年中着られる「冬は暖かく、夏は涼しい」快適な、まさに天然のエアコン素材。
さらに、シルクは綿の1.5倍の吸水性があるため、汗を吸収し放湿することで汗冷えを防ぎ、冷え性対策にも効果的です。
長時間着用するパジャマには最適の素材といえますね!

お肌に優しい

シルクは人のお肌と同じタンパク質でできており、相性がとても良いです。さらになめらかな肌触りで、お肌にストレスがかからず、敏感なお肌でも身に着けやすいと感じる方も多いそうです。

さらに繭には、太陽の光を遮断する働きがあり、シルクは紫外線も90%以上カットしてくれるとか。外に出るときは入念に日焼け止めを塗っていても、家の中では対策をせず、油断している方も多いのではないでしょうか?紫外線は室内にいても窓を通して入ってきてしまうとも言われており、「室内焼け」なんて言葉もあるくらい室内でもお肌は紫外線の危険ににさらされています。そこで紫外線をカットしてくれるシルクパジャマを室内でも着ることでお肌を守ってくれます。

静電気を起こしにくい

特に冬場になると、静電気のパチッ!とした痛みで嫌な思いをした人も多いのではないでしょうか。乾燥し静電気を帯電することによって、お肌や身体の不調に繋がることもあるのです。そこで、化学繊維に比べ天然繊維の方が肌に近く、帯電しづらいため静電気防止に効果的と言われています。特にシルクは、他の繊維と比べても保水量が高いため、静電気予防にもなります。ですが、著しく空気が乾燥している場合は、静電気を避けられないこともありますのでご注意を。

3.シルクのデメリット

ここまでのご紹介でシルクの魅力は伝わりましたでしょうか!見た目にも美しく、身体にもうれしい効果が盛りだくさんのシルクですが注意しなくてはいけない点がいくつかあります…。

傷ができやすい

ついちょっとした痒みなどで爪を立てて掻いてしまうと生地が傷んでしまう原因になります。また、汗などで濡れた状態のまま着用し続けるのはNGです。濡れた状態で摩擦が起こると毛羽立ってしまうことも…。脇の下などは特に脇汗や摩擦で毛羽立ちが起こりやすい箇所なので、脇汗を取るパットなどを付けていただくこともおすすめです。

縫目滑脱・目寄れの恐れも

「縫目滑脱」とは縫い目に力が掛かったときに、その部分の生地の構成糸が動いて縫い目が開いたり、縫い糸が外れることです。
シルクは繊維表面がツルツルしていて滑りやすいため、使用していくうちに滑脱がおこりやすいです。

また、「目寄れ」もシルクの製品に生じやすいトラブルの現象です。目寄れが起こることにより織り目が開いてしまったり、生地が波打ったようになってしまいます。

どちらも無理な力が加わることによって起こるものなので、丁寧に扱うことが大切です。

日焼けしやすい

先ほど、「紫外線も90%以上カットしてくれる」ということをご紹介しましたが、シルク生地は直射日光や蛍光灯などに長時間当たっていると黄変してしまいます。これはシルクのタンパク質である18種類のアミノ酸が紫外線に当たってしまうことで一部が黄色い物質に変化してしまう為です。お肌を守るためには良いのですが、紫外線を浴びすぎると変色につながるので、保管していただく時には日光が当たらず風通しの良い場所がおすすめです。

4.シルクは家で洗濯できるの?

シルクはデリケート

シルクのパジャマはご自宅で洗うのが難しそうというイメージがありますよね。
先ほどもご紹介した通りシルクはデリケートで取扱いが難しく、紫外線を受けると黄変してしまったり、摩擦に弱い(摩耗強度が低い)ため、パジャマを着ているうちに擦れて毛羽立ち、傷ができ、最悪の場合、破けてしまいます。

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洗濯表示を確認してみましょう


洗濯表示によっては手洗いマークがあれば、ご自宅でお洗濯が可能です。
洗面器などを利用し、押し洗いをするか、洗濯機の手洗いコース、ドライコースでお洗濯できます。
しかしながら、万が一のことがございますので、洗面器や洗濯機に水をためて押し洗いすることでより長くお使い頂けます。

洗面器で手洗いする方法

シルク製品を家庭で洗濯する場合には、エマールなどの中性洗剤を使用し、30℃程度のぬるま湯での手洗いが基本です。
洗い方は、押し洗いやふり洗いでやさしく洗ってください。
汚れのひどい箇所は軽くたたくようにして、手洗いします。

5. 手洗いマークがついていても洗濯機で洗えるの?

洗濯機で洗う方法


洗濯表示の手洗いマークがついていても、洗濯機で洗うことができます。
洗濯機の「手洗いコース」「ドライコース」などを選んで洗濯するとデリケートな素材でもお洗濯ができます。
通常より水流が弱くドラムを回す回数も少ない、また脱水も弱く短い時間に設定されており、
生地に負担を掛けずに洗濯することができます。脱水時間を追加設定できるなら生地のためにさらに短くしてください。

洗濯機を使う場合には、パジャマのサイズにあう洗濯ネットに入れてください。
傷を防止するため、なるべく他のものと一緒に洗わないようにしてください。
パジャマを裏返してネットに入れると表面の毛羽立ちを抑えることが出来ます。

シルクパジャマを干すとき

シルクは大変シワがよりやすいので、やさしく手でシワを伸ばしてやってください。
直射日光(紫外線)に当たると黄ばむので必ず風通しのいい場所で陰干ししてください。
一度黄変するともとには戻りません。ご注意ください。

シルクパジャマのアイロン掛け

シルクパジャマのアイロン掛けは、必ず当て布を当て、温度は低温でかけること。
スチームアイロンを使用する場合は、蒸気の量を少なめにすることと、黄変する可能性があるのでアイロンを軽く手早くかけて仕上げることが大切です。
シワをのばす場合は洗濯物が半乾きのときに裏からアイロンを当てるか、霧吹きをする方法もあります。

[シワを付けるためにドライコースではなく通常コースで他の衣類と一緒に洗ったシルクパジャマに低温でアイロンをかけてみました。霧吹きをかけたら綺麗にシワがとれました]

シルクパジャマの洗濯頻度

洗い方が難しく、頻繁に洗うと生地を傷めてしまうことがあるので毎日着ていても三日に一回くらいのペースでのお洗濯がおすすめです。さらに夏場の汗をかきやすい季節は頻度を上げる、冬場の汗をかきにくい季節には間隔をあけるなど気温の変化やご自身の体質に合わせて調整すると良いでしょう。

6. 実験してみました~洗濯機編~


つくるパジャマのシルクパジャマの強度を確認するため、手洗いモードではなく、ネットにもいれず他のパジャマと一緒に
通常の洗濯モードで洗濯機で洗ってみました。

どうしてもシワがめだってしまいます。
他の洗濯物との摩擦で小さな傷ができました。(ただこの傷は普段の着用でも多かれ少なかれできていました)

7.実験してみました~アイロン編~

つくるパジャマで使用しているシルクサテン生地に、本来やってはいけないじかに高温でアイロンをかけてみました。

[高温で5分放置したら、アイロンの跡がわかるほど黄変しました。薄い綿生地の当て布では、黄変をとめられませんので、タオルなどで当て布し、シワがのびない場合は霧吹きで遠くから水をかけてシワを伸ばしてください。]

8.実験してみました~ちぢみ編~

天然素材はお洗濯すると、どうしても縮みがでてきます。実際どのくらい縮んだのか、計測してみました。(当店のシルクサテンパジャマ、ゴールドで計測)

表示している寸法変化率内でのちぢみが確認できました。アイロンをかけた後に計測すると約2.5%ほどのちぢみに収まります。やわらかい素材ですので、計測誤差が生じます。ご了承ください。

9.シルクの洗濯方法まとめ

シルク素材をお洗濯される際には、手洗いもしくはドライクリーニングに出していただくと
毛玉や生地の縮みは軽減されるかと存じます。ご家庭での洗濯機使用の際は、エマールなどの中性洗剤を使用し「手洗いコース」「ドライコース」で。さらに追加設定できるなら脱水時間を短くしてください。パジャマを裏返してサイズにあう洗濯ネットに入れ、他のものと一緒に洗わないようにしてください。洗濯が終わると、すぐ手でシワを伸ばし、直射日光(紫外線)が当たらない風通しのいい場所で陰干ししてください。

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