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80代男性がパジャマを選ぶときに気を付けたいポイント

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

まだまだ元気な80代!とはいえ、昔より体のあちこちが気になってきたり、入院、介護される機会なども増えてきたりするのが80代…。やはりパジャマ選びも気になりますよね。傘寿、米寿などのお祝いにパジャマを検討されている方も必見!今回は80代男性がパジャマを選ぶときに気を付けるポイントをご紹介します。

1.着脱しやすいデザインを選びましょう

ボタン式の前開きタイプで少し大きめのサイズ感

肩があがりづらくなってくると、かぶりタイプのものは着脱時に関節を痛める原因にもなるため、着脱しやすい、ボタン式の前開きデザインがおすすめです。介護される場合も前開きタイプの方が断然、着脱させやすいです。サイズも少し大きめの方が自分でも、介護でも着脱が楽です。また、指を使ってボタンを付け外しすることは脳の活性化にも良いため、ボタン式前開きタイプを推奨する専門家もいます。

2. 体を冷やさないデザインを選びましょう

関節を冷やさない長袖長ズボンがおすすめです

関節を冷やすと不定愁訴の原因にもなるため、基本的には長袖長ズボンがおすすめです。さらに襟元も開きすぎたデザインより、第一ボタンをしめると、ある程度首元を保温できるデザインがおすすめです。

3. 伸縮性のある素材を選びましょう

着やすく、寝返りしやすい、ニット素材のもの

体の関節などを痛めている場合、着脱や寝返りのしやすい素材のもの、伸縮性のある天竺ニットやスムースなどのニット素材がおすすめです。薄手の方が寝返りをうちやすいですが、寒がりな方はほどよく厚みのあるものを選びましょう。厚手のスウェット素材などのは寝返りがしにくいため、あまりおすすめできません。

4.汗や湿気をよく吸う蒸れない素材を選びましょう

綿などの天然素材がおすすめ

人は寝ている間、約コップ一杯分の汗をかくと言われており、寝る時間が増えるほど、その汗や湿気をきちんと吸ってくれる素材でなければいけません。吸湿性に優れ、肌触りのよい綿素材のものがおすすめです。ポリエステルなどの化学繊維は吸湿性が低くく、非常にムレやすいので、睡眠を妨げてしまいます。必ず洗濯絵表示を見て、綿などの天然素材かを確認しましょう。

5.急な入院にも対応できる仕様を選びましょう

ズボンに社会の窓が付いているもの、上着は前開きタイプがおすすめ

ズボンに前立て(社会の窓)が付いていると、病院内の公共トイレでも安心してお使いいただけます。前立てが付いていないと、ズボンを下ろす際に、ズボン裾がトイレの床に付いたりしてしまうと不衛生です。また、上着が前開きタイプだと、点滴・採血などにも対応できます。急な入院でパジャマの用意に困られる方にぜひチェックしていただきたいポイントです。

6.まとめ

着脱しやすく、させやすく、入院も対応できるものを

まずはご自身が着脱しやすく、快適に眠れる素材、デザインのものであることが大切です。さらに、入院や介護のことも視野に入れた仕様になっていれば、急な事態にもあわてず対応できます。ご自身も周りも幸せになれるパジャマ選びのお役に立てれば幸いです。

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