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繊維、生地などの素材のこと。睡眠、健康のお話までパジャマ、睡眠百科事典です。

パジャマの最も暖かい素材は何ですか?

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

パジャマの最も暖かい素材とは

つくるパジャマ店長の岩本です。
パジャマの暖かさを評価するには次の3つの指標があります。

1. 保温率(パジャマを着用して温まる早さや暖かさ):20%を超えてくるとやや暖かい
2. Q-max値(接触冷温感。触ったときのヒンヤリ感):0.2W/c㎡未満からヒンヤリ感が少ない
3. 実際の体感

これらを考慮して当店の中で挙げさせていただきます。

パジャマの最も暖かい素材とは、コットンウール6重ガーゼになります。
コットン75%ウール25%で肌に触れる1・6層目、2・5層目は綿、肌に当たらない中側の3・4層目にウールが混ざっています。

冬のパジャマの素材として使われている、厚手の裏起毛スウェットや3重のガーゼなど冬の暖かい素材と比べ、非常に優れた保温率を誇ります。
ウールならではの嵩高性をもった6重ガーゼをタンブラー加工することで、さらにふっくら感を増し、空気層をたっぷり含むことで抜群の保温力を実現しました。
また暖かいだけはなく、優れた吸放湿性で蒸れにくいので、冬のパジャマに最適です。

フリースは保温率だけでみると非常に高いですが、ポリエステル100%のため吸湿性がほとんどなく蒸れてしまうので、パジャマには不向きです。

コットンウール6重ガーゼの暖かさ項目

  • 保温率:57.0%
  • Q-max値:0.143 W/c㎡
  • 実際の体感:当店スタッフで着用していますが、やはり他の暖か素材に比べ、ダントツの暖かさです。

他の冬パジャマ用素材の暖かさ項目

・綿スムースニット(保温率:21.9%・Q-max値:0.212 W/c㎡)
・綿3重ガーゼ(保温率:29.4%・Q-max値:0.194 W/c㎡)
・綿裏起毛スウェット(保温率:34.0%・Q-max値:0.110 W/c㎡)
・ニットキルト(保温率:42.6%・Q-max値:0.125 W/c㎡)
・コットンフリース(保温率:49.3%・Q-max値:0.058 W/c㎡)
・フリース(保温率:54.0%・Q-max値:0.080 W/c㎡)※他社製品になります。

※試験は全てつくるパジャマからユニチカガーメンテック社に依頼した結果です。

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