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繊維、生地などの素材のこと。睡眠、健康のお話までパジャマ、睡眠百科事典です。

洗濯表示について

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

2016年12月までは「取扱い絵表示」と呼ばれていたものですが、「洗濯表示」という名前になりました。今回は洗濯表示についてお話させていただきたいと思います。

1.変更になった理由

 

風土や習慣の違いから、日本では日本工業規格(JIS)、海外では国際規格(ISO)と洗濯表示が異なっていました。
洗濯表示が変更になった理由は、洗濯機や洗剤の豊富になり進化のため指示が増えたことや、国内外で表示を統一しようという動きがあり、ISOに合わせた新しいJISが制定され、2016年12月から施行され、22項目から41項目に増えました。

2.どのような変更があったのか

ご家庭でのお洗濯ではタンブル乾燥機が普及してきたため、タンブル乾燥機に関する表示が増え、乾燥させるときの注意点がわかりやすくなりました。
漂白処理の表示方法が塩素系と酸素系の使い分けに細分化されたりドライクリーニングの使用溶剤の表示がPという表示の「パークロロエチレン」とFの石油系の2つになりW「ウェットクリーニング」が増え、指示が細やかになったのでクリーニング専門店にお願いするときのトラブルの可能性が少なくなりました。

3.基本を抑えれば覚えやすい!

家庭洗濯は「洗濯おけ」、乾燥は「四角」、漂白は「三角」、クリーニングは「円」、アイロンは「アイロン」で示される、基本的な5つの記号をまずは覚えましょう(従来の「絞り方」の記号は廃止されました)。新洗濯表示は、それらの記号に「—」や「・」を組み合わせて示されます。

難しくなったかなと思いますが、新しい洗濯表示は、基本の表示を覚えれば、あとは線の本数や点の数で表現されたりと、かえって簡単に確認できるようになるかもしれませんね。

4.まとめ

洗濯表示が41種類に細かく分かれると聞くと、「お洗濯も複雑で面倒になるのかな…」と感じた方もいるでしょう。でも、洗濯が面倒になることはありませんので、ご安心ください。
お気に入りのパジャマを正しい洗濯方法で洗えば、より長くご着用いただけます。
日本語表示がなくなって戸惑いもあるかもしれませんが、覚えてしまえば世界共通になるので安心!

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